『ばけばけ』のモデル・小泉セツって?小泉八雲の代表作は?

NHK朝ドラ(2025年後期)『ばけばけ』

主演女優が・髙石あかりさんに決まりましたね。

はつらつとした笑顔を見られるのが 今から楽しみです!

主人公のモデルとなった”小泉セツ”さんってどんな方だったのでしょうか?

さっそく調べていきましょう。

 


『ばけばけ』のモデル・小泉セツってどんな人?

小泉セツ”は イギリスの文学者である

小泉八雲(こいずみやくも)”の奥さんです。

1868年 ちょうど幕末から明治時代に移る時期に 島根県松江市生まれました。

島根県てどこらへんだっけ?と思った方…(実は私も)

日本地図で言うと 広島県の上あたりです。

 

戸籍上の名前は ”小泉セツ” ですが

本人は ”小泉節子” を好んで使っていたそうです。

 

1890年に日本にやってきて独りで住んでいたのハーン(小泉八雲の名前)の家に

士族の娘・小泉セツが住み込み女中として雇われました。

2人はすぐに惹かれ合って結婚しました。セツ 23歳、ハーン 41歳

18歳も年上の外国人との恋愛結婚は 当時はかなり珍しかったのでは?と思いますが

まさに運命の出会いだったわけですね。

 

小泉セツは ハーンにとって2度目の奥さんで

結婚生活は1891年から1904年までの13年間。 最後の妻です。

(1度目は当時結婚を禁止されていた黒人・マティフォリーと。3年で離婚しています。)

 

約13年の結婚生活で 子どもは3男1女 4人生まれました。

長男・一雄、 次男・巌  、三男・清  、長女・寿々子  です。

 

しかし、八雲は長男が10歳の時(1904年)に狭心症で亡くなっています。54歳でした。

妻と幼い子供たちを残したまま逝ってしまったんですね…

 

4人の子を抱えて 子育てしかしていない女性が残されてしまったとは…

きっと悲しみに暮れているまもなく、子どもを育てるために、生きていくために

中学校や大学の英語教師や 会社員として働き始めたんでしょう。

でも この時代にいきなり 36歳でシングルマザーになり、4人の幼い子を抱え

洗濯機や冷蔵庫や炊飯器もない時代に どんな風に生き抜いていったんでしょう?

とても興味があります!

 


『ばけばけ』小泉八雲(こいずみやくも)ってどんな人?

1850年6月27日 ギリシャで生まれ、(日本では江戸時代末期の頃ですね)

名前は”パトリック・ラフカディオ・ハーン”

6歳の頃に両親が離婚し、大叔母の元で育てられました。

 

少年時代は明るくおちゃめな性格でしたが、

15歳の時、学校の回転ブランコで遊んでいた時、ロープの結び目が

左目に当たってしまい失明してしまいました。

そのことがコンプレックスとなり、内向的で暗い性格に変わっていきました。

もしかしたらその頃の人に対しての ねたみ、ひがみ、恨みなどの感情が

後の『怪談』などの作品に生きているのかもしれませんね。

 

大学を出た後はアメリカに渡り、得意なフランス語を活かしてジャーナリストとして

文芸評論、事件報道など幅広い記事で頭角を現し始めました。

そして 1890年にアメリカの出版社の通信員として来日したのにも関わらず…

来日後に契約を破棄して、日本で英語教師として働き始めました。

きっと海を渡る前から 心の中では やりたいことを決めていたのかもしれませんね。

 

その後、住み込み女中となった小泉セツさんと結婚して

1896年に日本国籍を取得し ”小泉八雲(こいずみ やくも)”と名乗るようになりました。

 

なぜ”八雲(やくも)”なのか?

一時期 島根県松江市に住んでいたので

旧国名である ”出雲(いずも)国”にかかる枕詞の

「八雲立つ」にちなんだとされています。

 

八雲はあまり日本語が上手ではなく”ヘルンさん言葉”と自称する

カタコト日本語で会話をしていましたが、

なかなか相手に伝わらず、セツが通訳をしていたそうです。

言葉の面では妻の内助の功は大きかったんでしょうね。

 


『ばけばけ』小泉八雲はどんな作品を書いていたの?

小泉八雲は 妻・セツが聴かせてくれた

日本の昔話や怪談話をまとめ『怪談』を出版しました。

 

『怪談』の中でも有名なのが ”耳なし芳一”  ”雪女” ”貉(むじな)” などです。

子供の頃、よく聴いたお話ですが 今の子どもたちには馴染みが薄いかもしれません。

最近のホラー映画や グロテスクなドラマと比べると、

怖いお話ではありますが、刺激は少なく なんとも物悲しく風情がありますね。

またちょっと読んでみたくなりました。

 

朝ドラでは、どんな風に ”小泉セツ” という女性にスポットライトが当たるのか

とても楽しみですね。

 

最後まで読んで下さり ありがとうございました。

 


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました