こんにちは!butamanです。
2024.9.30から NHK朝ドラ『おむすび』(橋本環奈さん主演)がスタートします。
語りは、ここ数年、映画やドラマで大活躍の ”リリー・フランキー” さん。
渋い、味のあるナレーションが楽しみですね。
作家、イラストレーター、俳優、声優、ラジオパーソナリティなど
多才な魅力をお持ちですが、いったいどんな方なんでしょう? リサーチしていきます。
リリー・フランキーは何者?本名は?名前の由来は?
リリー・フランキーさんの本名は
中川 雅也(なかがわ まさや)さん! 日本人ですね。
意外と普通で 同級生にいそうな名前です。
本名をもじってというわけでもないし…
どうして中川雅也が リリー・フランキーになったのか? 知りたいですよね。
実は、大学1年の時の友人Aくんと とても仲が良く…
Aくんはギターがとてもうまく、リリーさんの持っていた
モーリスのギターで バッハなどのクラッシックの曲も弾いてしまうような人だったんですが、
まあ、とにかく一人暮らしのリリーさん宅に、毎日のように泊まっていたんだそうです。
そしたら、「あの二人、仲が良すぎる。あやしい」と学校で噂になり
A君を 「ローズ」、リリーさんを「リリー」と呼び始め、その名残で”リリー”に。
(その当時、同性愛の象徴だったのが『薔薇と百合(ローズ&リリー)』だった)
また、当時 流行っていた”カルチャークラブ”(イギリスのバンド)の
ボーイジョージが好きだったので「男だか女だか、日本人だか外国人だかわからない
謎めいた名前にしたい」という理由で”フランキー”をつけたそうです。
ジェンダーレスの考え方が広まっている現在では そんなに驚かないですが
40年程前は まだジェンダーのことへの理解は あまり進んでいるとはいえない時代だったので
リリーさんは その点 とても寛容な考え方の持ち主だったのではないかと思います。
というわけで、芸能界に入ってから芸名を付けたのではなく
大学時代についたあだ名から、仕事をし始めた頃には
”リリー・フランキー”で活動されていました。
リリー・フランキーは何者?生い立ちは?
リリ・フランキーさんて、いつの間にか
テレビや映画でよく見かけるようになったけど、
もともとは何している人だったんだろう…と思いませんか?
まず、生い立ちから見ていきましょう。
1963年11月4日生まれ 福岡県北九州市小倉の出身です。
父・母・本人の3人家族ですが、お父さんとは3歳の頃に別居して
それ以降、お母さんと2人暮らしです(途中、母実家で暮らしたことも)。
ずっと別居だったものの、お母さんは亡くなるまで離婚はせず
長い休みには、お父さんのところに泊まりに行くこともあり つながりは続いていました。
(そのことは 自伝的映画『東京タワー~オカンとボクと時々オトン~』でわかります)
そして、大学進学を考えている時に、お父さんから
「東京の大学に行って色々なものを見てこい。いろんな人がいて
色々な物の考え方をする奴らがいるのを見てこい」とゲイバーで言われたそうです。
そして 上京し ”武蔵野美術大学”で学生生活を過ごしました。
(現役で入れているのに ファミコンのやりすぎで留年したので5年間)
そして、卒業制作も スーパーマリオブラザーズ 8ステージのうち4ステージを
1度も失敗せずたどり着く様子を録画して延々と流すという…
どれだけファミコン好きなんですか!
(ちょっと作品ぽく仕上げたそうですが)教授も薄目で見てくれて 何とか卒業できたという…。
テレビやラジオからの印象しかわからないけど
今のリリーさんから想像がつくエピソードですね~。
それから 大学卒業後5年間くらいは仕事がなく
借金まみれの生活だったそうです。 そんな時期があったので
24歳の時に初めて連載を持ってからは「頼まれた仕事はすべて引き受ける。断る理由がない」
の精神で頑張りました。(その後借金は10年かけて全額返済!)
一時期は連載30本もかけもちしちゃったそうです。
ラジオ番組に携わったのをきっかけに、作詞をしたり、
ジャケットのデザインをしたり、コレ!というものに固定されず
なんでもやってみるというのが、リリーさんのスタンスなんでしょうね。
そして、できてしまうところが また才能なんでしょう~
リリーさんは ”何者” と固定できない存在ですね。
リリー・フランキーは何者?結婚歴は?妻は?
リリー・フランキーさんは
現在60歳なので、映画やドラマで お父さんの役が続いており(いい味を出しているので)
結婚しているのかな?と思いきや …独身です。
(バツイチでもありません)なので妻はいません。
でも、モテることだけは確かで 今まで多くの女優さん達とも噂になってきました。
加藤紀子さん、安めぐみさん、長澤まさみさん、柴崎コウさん、深田恭子さんなどなど。
(噂だけの方も中にはいましたが)
確かに あのゆるーい感じが母性本能をくすぐるというか、
私がお世話してあげなきゃ!と女性に思わせるような何かがありますよね。
画面からだけのイメージですが…
すごーくイケメンというわけではないし(ごめんなさい。好き好きですが)
髪の毛も少し寂しくなってきているのに なんかオシャレだし、
肩の力が抜けた脱力感がまた良き!(ほめてるんです)
不思議な魅力がありますよね~ リリー・フランキーさんって。
リリー・フランキーは何者? 代表作は?
リリーさんの代表作というと…
●小説『東京タワー~オカンとボクと時々オトン~』
200万部突破の大ベストセラーとなりました。2006年の本屋大賞にもなりました。
映画化(オダギリジョーさん主演)、ドラマ化(速水もこみちさん主演)、舞台化されています。
余談ですが、2005年に江國香織 原作の『東京タワー』という作品もあったんですが
こちらは最近もドラマがリメイクされ、永瀬廉さん主演で放送されていましたね。
こちらは不倫がテーマとなっていましたが、筆者は最近まで
こちらもリリーさんの作品だと思い込んでいました。(失礼しました!)
●絵本『おでんくん』
アニメ化され、”天才ビットくん” NHKの子供番組の中の
アニメコーナーで放送されていました。子供向けではあっても
大人も「深いな~」と考えさせられる内容で、とってもシュールなイラストが人気でした。
だいこん先生、ガングロたまごちゃん、つくわぶー、スージー、ジャガーなど
おでん種がキャラクターとなっており、おでんくんの声が 女優の 本上まなみさんでした。
これも余談ですが…我が家でも この”おでんくん”がきっかけで、おでんを大量に作る
”おでんの日”なるものができ、子供が小さい頃は
「おでんくんだ~」「こんにゃくんだ~」と言いながら食べた思い出があります。
2001年に俳優デビューしてからは、
「こんなに?」と思うほど 多くの作品に出演していたのでびっくりでした。
一部抜粋します。
●2013年 映画『凶悪』(山田孝之さん主演)…木村孝雄役(先生と呼ばれている)
冷静沈着で、表情一つ変えず人を殺すのを楽しんでいるめちゃくちゃ怖い役でした・・・
●2013年 映画『そして父になる』(福山雅治さん主演)…斉木雄大役(相手方の父親)
子供好きのおおらかなお父さん。子供たちとみんなでお風呂に入るシーンが良かったです。
●2015年 映画『バケモノの子』…豚顔のバケモノで僧侶
声優もやっていたんですね。この作品は俳優さんがたくさん出演していました。
●2018年 映画『万引き家族』(安藤サクラさん主演)…柴田治 役(あの家族の中で父親役)
家族ではない人達が、家族以上に家族のように身を寄せ合って暮らしている。
家族って何なんだろう?と考えさせられる作品でした。
●2024年 Netflix『地面師たち』(綾野剛さん、豊川悦司さんW主演)…辰さん(初老の刑事)
ちょっと枯れている感じの 定年間近の刑事…良かったです。
最近は執筆よりも俳優の仕事が多いようで、
歳を重ねるにつれて、ますます需要がありそうな唯一無二の存在感ですね。
これからの活躍にも注目していきましょう!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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