こんにちは!butamanです。
『対岸の家事』ですっかり理想のパパとして
ママたちの心をわしづかみにした 俳優の ”一ノ瀬ワタル” さん。
俳優になる前は、格闘家として活動していましたが、
何がきっかけで、俳優に転身したのでしょうか?
そこのところ詳しく 掘り下げていきたいと思います。
是非最後まで読んでいってくださいね。
一ノ瀬ワタルは格闘家出身?何の格闘技をやっていた?
一ノ瀬ワタルさんは 俳優になる前は格闘家だった!
という 異色の経歴を持っています。
子供の頃から K-1に憧れていましたが 柔道やレスリングをやっており
柔道では県大会で優勝、レスリングでは九州大会で優勝するほどの実力でした。
そして柔道の特待生として高校へ進学しましたが
高校1年の1学期で中退し、地元 佐賀県から上京。
16歳でキックボクシングを始めました。
16歳で一人で上京して生活するってかなりの覚悟が必要だったと思います。スゴイな~
そして19歳で仕事や恋愛、格闘技の両立に悩み、練習だけに打ち込める
沖縄の真樹ジムオキナワ(真樹日佐夫ジム系列)で内弟子となりました。
その後、試合で敗戦したことをきっかけに タイでムエタイの修業を勧められ、
バンコクから車で1時間のナコンパトム県のジムで、2年間修業して過ごしました。
東京から沖縄、そこからタイへ…
1人で決めてチャレンジしてきたのがスゴイですよね。根性あります。
そこでの生活は、食事が1日2食だったため お腹がすいた時には
裏の池で魚やカエルを獲って食べていたそう。まさにサバイバルですね!
「飯足りないからカエルとかスズメをジャングルに取りに行くんすよ。
当時、ジムの水飲んだら死ぬって言われてた。でもその水で米炊いてるんすよ」
タイの過酷な日々は今となっては笑い話ですが
見聞きしたものや出会ったものが彼の運命を変えたと、明かしています。
ここまでくると、たいていの事には動じなくなってくるかもしれませんね~
きっと、その貴重な経験が、彼の人間としての器の大きさにも
大きな影響を与えているのかもしれませんね。
一ノ瀬ワタルは格闘家出身?なぜ俳優に転身したの?
一ノ瀬ワタルさんは、タイのムエタイ修行から帰国後、
真樹ジム本部とのつながりで 三池崇史監督と知り合い、
「眉毛と髪、剃れるなら出て来いよ」と言われ
2009年映画『クローズZERO Ⅱ』のエキストラ出演をし、俳優業に興味を持ちました。
その後しばらくは 格闘家 兼エキストラ俳優として活動をしていました。
そして、他人を演じるうちに1つの結論に至りました。
ある試合でのこと。
試合は自分が勝利したにもかかわらず、相手がめちゃくちゃ良い人で涙している姿を見て、
すごい罪悪感を感じてしまい「誰も幸せになってない。俺が勝っても、会場も」
「自分はキックボクシングに向いてなかった」と思ってしまったそうです。
その前から会長に「おまえ,試合の時になんでガード殴ってんだ?」と言われていて
無意識のうちに 人を殴ることができなくなっていたんだそうです。
「俺の中での一番良い成績が引き分けやったんすよね」
その優しさは、格闘家としては致命的になっていきました。
きっと本来の性格が、やさしかったんでしょうね~
インタビューなどを見ていると、撮影で怖い表情は作っているものの
カットがかかった時の優しい目が 人の良さを物語っていますよね。
そして、2011年。26歳で格闘技を引退しました。
それからは俳優業に専念していきました。
役柄がたとえ暴力的な悪役が多くても
”フィクション”だからこそ演じられ、楽しいと思えたそうです。
悪役の俳優さんて、実はめちゃくちゃ腰が低かったり
笑顔がかわいかったり、優しかったりすることが多いですよね。ギャップ萌えです。
こうして 一ノ瀬ワタルさんは 格闘家から、俳優に転身したわけです。
一ノ瀬ワタルは格闘家出身?格闘技の経験が役に立っている?
一ノ瀬ワタルさんの 格闘家としての経験は
役者をするうえで、一番の大きな強みとなりました。
下積み時代10年位は、ヤクザや不良などの悪役が中心でした。
すごんだり、睨んだり、怒鳴ったり、暴力をふるったり…
その風貌を武器に「極めようとしていた」と語るほど悪役を演じてきたんだそうです。
5年前位から徐々にインパクトのある役柄が増え、知名度も上がってきました。
そして、2023年初主演となる Netflixドラマ『サンクチュアリ~聖域~』
相撲界が舞台で、力士役となるため、他の俳優陣と共に、
専門家の指導のもと、1年間に及ぶ肉体改造や相撲の稽古を行いました。
サンクチュアリは続編予定はないのですが、一ノ瀬さんの中では消化不良のようで
「『サンクチュアリ』を完結させないと俺の人生 前に進まない。
猿桜が心の中でずっと叫んでるっす。ここを終わらせないと髪も切れない」
だから、髪も長髪のままなんですね。なるほど。
格闘家時代の経験は、役作りにも ものすごく生かされており
今でも体作りにはとてもストイックなんだそうですよ。
一ノ瀬ワタルは格闘家出身?格闘技に関係する俳優は?
一ノ瀬ワタルさんの他にも 格闘技経験者の俳優さんはいます。
●金子賢さん…俳優として芸能活動をしながら、総合格闘技のリングにも上がっています。
●松尾諭さん…芸能界きっての格闘技好き俳優として、関連番組にも出演しています。
●横浜流星さん…10代から極真空手に打ち込み、中学3年の時には
『第7回国際青少年空手道選手権大会』55㎏以下級で世界一に輝いた実績があります。
●新田真剣佑さん…幼い頃から空手に打ち込み、ロサンゼルスの大会で優勝経験もあります。
●岡田准一さん…役作りのために始めた格闘技でしたが、ブラジリアン柔術の
世界大会に出場したり、黒と帯を取得するなど高いレベルで習得しています。
『修斗』や『ジークンドー』のインストラクター資格も持っています。
子供の頃から、空手や柔道などの格闘技をやっていた方や
俳優の役作りとして始めたら、ハマって続けているという方は多いですよね。
時代劇の殺陣シーンや、アクションシーンの身体の切れや身のこなしが、違いますよね。
ところで、もともと格闘家で、俳優に転身して続けている方って
もっとたくさんいるかと思っていたのですが、実はいそうであまりいないんです。
スポーツや格闘技の方が引退後、テレビ番組に出演し、
そのまま芸能界に残られることはありますが
最初のうちは もてはやされても 数年たつと
元のスポーツ関連の仕事や、全く別の仕事につく方が多いんですよね。
なぜなんでしょう?
勝負の世界で活躍していると、(特に個人競技は)
どうしても勝負にこだわらなければならないので
大勢で一つの作品を作る世界では なかなか難しいのかもしれませんね。
だから、一ノ瀬ワタルさんのように、
10年以上俳優を続けている方は貴重な存在なのです。
格闘技の世界では致命傷だった”やさしさ”が
周りの俳優さんやスタッフの方たちと仲良くやっていける
理由の一つではないのかなと思いました。
一ノ瀬ワタルは格闘家出身?プロフィールまとめ
最後に 一ノ瀬ワタルさんのプロフィールを見ていきましょう。
●本名…一ノ瀬 亘(いちのせ わたる)
●生年月日…1985年7月30日 39歳(2025.6時点)
●出身地…佐賀県嬉野市 (出生地は福岡県久留米市)
●身長…178㎝
●血液型…O型
●所属事務所…ENDO MANAGEMENT OFFICE
今まではご自分でも「悪役を極めようとしていた」というくらい
睨みをきかせた 不機嫌そうな表情の多い俳優さんだったので
ここ最近の作品は、それを払しょくするほどの 明るいキャラなので
まさか俳優デビューして 16年も下積み時代があったとは思いませんでした。
今後も 悪役じゃない色々な役も見てみたいですね。楽しみです!
最後まで読んで下さり ありがとうございました。
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