こんにちは!butamanです。
映画『検察側の弁護人』での連続殺人鬼役や、
NHK大河ドラマ『どうする家康』の明智光秀役など
”怪演” に定評のある俳優の酒向芳さん。
酒向芳さんが俳優を目指すこととなったきっかけは何か?
下積み時代はどうしていたのか?
売れ始めたのはいつからなのか? などなど…
今回は、意外と知られていない 酒向芳さんの 気になる経歴について
様々な情報をご紹介します。ぜひ 最後まで読んでいって下さい。
酒向芳の経歴 < 俳優を目指したきっかけ >
酒向芳(さこうよし)さんは、
1958年11月15日生まれで 現在67歳 (2026.2時点) 岐阜県出身です。
酒向芳さんが俳優を目指したきっかけは、
小学校低学年の時に学校で見た演劇
『にんじん』という舞台に感動したことからだそうです。
ただ、当時はそれがとてもキラキラしているように見えたのですが、
現在 酒向芳さんは、それがどういう劇団であったのか、
またどういう内容であったのかはさっぱり覚えていないとの事です。
子どもの時の ”感動” って案外そんなものなのかもしれませんが、
このことが俳優に憧れるきっかけとなったことは間違いありません。
昔は、1年に1回位、小学校に劇団がきて
”演劇鑑賞会” なるものがあったんですよね~。
しっかり感想文を書かされるのですが、とても楽しみな行事の一つでした。
高校の文化祭では衣装を借りて、歌手の東海林太郎の物まねをして
大受けしたこともあり、それを自信に俳優になると決意し
多摩芸術学園 演劇科に進学し、演劇を学びました。
※多摩芸術学園は1992年に閉校し、多摩美術大学の造形表現学部を経て
現在の多摩美術大学 美術学部演劇舞踏デザイン学科に統合されました。
酒向芳の経歴 < 若い頃の下積み時代 >
卒業後、酒向芳さんの俳優人生は、決して順調ではありませんでした。
多摩芸術学園演劇科を卒業後、名のある 文学座、青年座、無名塾などの
劇団入団テストを受けるものの ことごとく不合格…
そんな時、音楽劇『上海バンスキング』を観て感動したことをきっかけに
オンシアター自由劇場に入団したものの その後も苦労の連続でした。
俳優だけでは食べていけないので、土木作業員や古紙回収など
ありとあらゆるバイトをかけもちしていました。
ハードスケジュールでとても家に帰る時間はない。食事すらとれない。
役者としての仕事はなかなかこない。そのため貧乏に苦しむ時期が続きました。
でも、その時に様々な職業の人たちの リアルな姿を観察できたことが
現在の酒向芳さんの ”役者としての引き出しの多さ”
につながっているのかもしれません。
また「楽器の一つでも演奏できれば、仕事は増えるのではないか」と思い、
トロンボーン演奏にも精を出すようになりました。
この思い付きは正しく、次第にオンシアター自由劇場での仕事が
増えていくようになっていきます。自身も経験を積んでいくとともに
「もっとリアルな演劇がしたい」と思うようになったことで
長年所属していたオンシアター自由劇場を退団。
独立し、自ら劇団を立ち上げました。
しかし、貧乏生活は続きました。
飲食店の皿洗い、イベント出演、解体作業の仕事…といった
相変わらず 様々なアルバイトと役者の両立てで頑張っていましたが、
時代はちょうどバブル絶頂期~バブル崩壊の頃。世の中も混とんとしていました。
30代~40代はその影響も大きかったかもしれません。
酒向芳の経歴 < 売れ始めたのはいつ >
酒向芳さんが本格的に売れ始めたのは、50歳になってからです。
アルバイトをしながら役者をしていた酒向芳さんに転機が訪れます。
この頃、永井愛さんの劇団・二兎社に所属していた酒向芳さん。
2001年に 二兎社主催で公演された
舞台劇『こんにちは、母さん』に出演しました。
(後の 2007年にテレビドラマ版 (加藤治子さん、平田満さん)が、
2023年に映画版(吉永小百合さん、大泉洋さん)が作られています。)
酒向芳さんは これ以降、なんとか役者一本で生活ができるようになっていきました。
50歳にしてようやく…! 長い下積み時代を よく耐え抜かれました。
そして、しばらくの間は舞台劇を中心に活躍していましたが、
2009年にとある舞台に参加したことで
彼の役者人生に転機が再びやってくることとなります。
それは、ドイツ人の演出家ペーター・ゲスナーさんが演出を担当した
舞台『ねずみ狩り』に出演した際に、年下の演出家であったゲスナーさんから
『もっと自分に正直になりなさい』と激励を受けた事でした。
ゲスナーさんの一言に、自分を見つめなおした酒向芳さんは、
「どんな役であっても自分の精神のどこかにあるであろう
リアルなものを、役の中に見つけなければ演じることはできない」
と、考え直すようになったそうです。
そして、その数年後、彼に最大のチャンスがやってきました。
それは、2018年公開の映画
二宮和也さんと木村拓哉さん共演作 『検察側の弁護人』
この中で、連続殺人鬼の中年男を演じることになり、
ここでの怪演が、二宮和也さんと木村拓哉さんを食うほどの存在感でした。
この役で大きな注目を集めたのち、
2021年『最愛』の犯人を捜す父親役や
2023年NHK大河『どうする家康』の 明智光秀役、
2025年『愛の、がっこう』娘に過干渉しすぎる父親役 など
酒向芳さんが演じるからいい!という役が 増えていきました。
現在では「酒向芳が出てきたんだから、ただのいい人では終わらないだろう」
と思わず深読みしてしまうほど
ひと癖もふた癖もあるポジションを獲得されましたよね。
今後も 作品のスパイスになるような独特の存在感を放つ
酒向芳さんの活躍に期待しています。
最後まで読んで下さり ありがとうございました。
